「もう一つの家」
横浜市上大岡に建つ、木造の消防団器具置場のプロジェクトです。
敷地は鎌倉街道に面した商業エリアにあり、地域を守る消防団の方々のための「車庫」であり「居場所」でもあります。従来の器具置場は、上下階ともに倉庫のような空間であることが多いですが、私たちはここを、緊張感ある活動の合間に団員が安らげる「もう一つの家」のような場所にしたいと考えました。
設計にあたっては、三角形の狭小敷地という制約に対し、階段を屋外化することで内部の有効面積を確保しています。1階は機能性を追求した車庫とし、構造壁を片側に集約して収納を設けることで、コンパクトながら使い勝手の良い構成としました。2階も同様に構造を集約し十分な収納スペースを確保しつつ、木の温もりが感じられる内装や勾配天井を採用し、災害時や地域活動の際にも居心地よく過ごせるよう配慮しています。
外観では、足元に「赤」を差し色として入れています。消防団が街を守っているという存在感を静かに示し、地域の人々に安心感を届けるデザインを目指しました。
設計・監理:
【建築】
横浜市建築局+濱田慎太建築事務所
【設備・電気】
横浜市建築局+総合設備計画
【構造】
須藤正尊一級建築士事務所
発注者 :横浜市消防局
施 工 :株式会社横浜オペレーション
写 真 :濱田慎太建築事務所
敷 地 :横浜市、港南区
種 別 :消防団器具置場
敷地面積:74.70㎡
建築面積:27.57 ㎡
延床面積:51.93㎡
構 造 :木造/地上2階
設計期間:2024/6〜2025/3
工事期間:2025/6〜2026/1



























